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Macintosh SE/30をいつまでも楽しむために

ダイジェスト

このページの構成

  1. まえがき
  2. 使用環境
  3. SE/30-A
  4. SE/30-B
  5. SE/30-C
  6. インストール用データ
  7. 起動用フロッピーディスク
  8. 修理について
  9. 謝辞
  10. その他

このページは全体のダイジェストです。
詳細記事は以降のページに「詳説.x xxxxx」という形で掲載します。
「目次」より参照してください。

1. まえがき

1989年創立の会社で全員に支給されたのが同年に発売されたMacintosh SE/30。
その懐かしさに呼び覚まされ、もう定年も間近という時になって中古品を買い求めました。
そして、このマシンの魅力を改めて知るにつけ、いつの間にか自宅には3台のSE/30が並ぶことになりました。

1-1: SE/30-A と SE/30-B
1-2: SE/30-C

発売から既に30年が経っており、正常に動く個体は次第に数を減らして行っています。
また、関連サイトの閉鎖や関連サービスの終了によって、ソフトの入手や、トラブルへの対処方法などの情報もなかなか得られなくなっています。
私自身、この3台をきちんと作動する状態で維持していくのにけっこうな労力を要しています。
そういった状況を忘れてしまわないよう、自身の備忘録を作成しておこうと考えました。
決してこの領域での専門家ではありませんが、SE/30の魅力や、その使用環境を良好に維持していくために必要な情報をご提供できれば幸いです。

SE/30は優れたマシンですが、オリジナル単体でやれることは限られています。
しかしながら、潜在する拡張性を最大限に活用しつつ、周辺機器やネットワーク環境を付加していくことで、みるみるその世界が広がっていきます。

2. 使用環境

[3台のSE/30]
それぞれのSE/30に特長を持たせることで、色々なことが確認できるように工夫しました。

2-1: SE/30-A と SE/30-B

SE/30-Aは座布団にしたApple HD 40SC(外付けHDD)との組合せが特長です。
・本体には漢字Talk 7.1、40SCには漢字Talk 6.0.7をインストール
・MODE32機能拡張により、メモリ68MB(16MB x4 + 1MB x4)を実現
・HDDは内蔵/外付け共にQuantumの2.1GBを採用
・アクセラレータTurbo 040の装着
・ビデオカードInterware Vimageによる外部モニタへのカラー出力
SE/30-BはIIsi ROM SIMMの採用によるメリットを最大限に利用しています。
言ってみれば、IIsi仮想マシンです。
・32ビットクリーン化により、メモリ68MB(16MB x4 + 1MB x4)を実現
・Mac OS 8.1のインストール
・Floppy Emu(仮想HD20)の接続 --- 外付けHDDのmicroSD化
・SCSI2SDへの換装 --- 内蔵HDDのmicroSD化
・アクセラレータDiiMO 030の装着
・ビデオカードMicron Xceed Color 30HRによりるグレースケール化

また、キーボードApple ADB Keyboard (M0116)と外部モニターLenovo 9165-AB2は、Edesse MAC 2によりSE/30-AとSE/30-Bで共用(切替可能)にしています。

2-2: SE/30-C

SE/30-Cは前の2台とは別の部屋にあります。
特長は座布団にしたAppleCD SC Plus(CDドライブ)と、外付け化したCMO100FMA(MOドライブ)との組み合わせです。
・IIfx ROM SIMMによる32ビットクリーン化により、メモリ32MB(4MB x8)を実現
・本体には漢字Talk 7.5.5をインストール
・外付けのMOにはMac OS 7.6.1をインストール
・Asante MacCon3によるEthernet接続
・LocalTalk接続も可能
・キーボードはApple Extended Keyboard II (M3501)
敢えて呼ぶとしたら、IIfx仮想マシンということになります。
基本的にはスタンドアロンでの使用を想定した環境です。
CMO100FMAではMOに加え、スマートメディア、コンパクトフラッシュも読めるので、カードリーダライタを使用して他のPCやMacから読み込んだデータも活用できます。

[ネットワーク環境]
SE/30間はLocalTalk接続、さらに他のマシンとはAsanteTalkを介してEthernet接続しています。

2-3: ネットワーク環境

3台のSE/30をLocalTalk接続することで、3台がそれぞれの特長を共有できることになります。
最大のメリットは、SE/30-Bに接続されたFloppy Emu(仮想HD20)に置かれたデータのみを使って、すべてのSE/30へのインストール作業が行なえることです。
また、他のマシンとのEthernet接続により、以下のようなことも可能になります。
 ・SE/30と他のMac間でのファイル共有
 ・他のMacとVAIO間でのファイル共有
 ・SE/30-CからのFetchによるファイル送受信
つまり、間接的にはすべてのマシンがネットワークで繋がることになります。

2-4:
Apple LocalTalk Locking Connector Kit Din 8
2-5: AsanteTalk

Apple LocalTalk Locking Connector Kit Din 8は、SE/30のプリンタポートに接続するMiniDin-8P結線側と、それを連結するMiniDin-3P結線側がセットになったものです。
4セットが必要になりました。
また、ケーブルの長さが足りない場合にはプリンタポート接続側をプリンタ用の延長コードで延長することになります。

[その他のマシン]
机の上が狭いので、各マシンは場所を譲り合いながら使用します。
これらのマシンもそれぞれに味があり奥が深いです。
でも、ここはSE/30が主役ですので詳しい説明は時と場所を改めて行なうことにします。

2-6: VAIO Fit 14E (SONY 最終ブランド)
2-7: PowerBook G3 Pismo

2-8: iBook G3 16 VRAM
2-9: MacBook Late 2008

[インストール作業の流れ]
Floppy Emu(仮想HD20)が主役となります。

2-10: Floppy Emu

以下、インストール作業の流れについて説明します。

2-11: インストール作業の流れ

・ダウンロードデータや、FD/CDのイメージデータはVAIO上の「Archive」に置かれています。
・「Archive」データからSE/30インストール用データ「HD20.dsk」(ボリューム「HD20」)を作成する作業はPowerBook G3のMac OS 9.0.4環境で行ないます。
・「HD20.dsk」を使ってFloppy Emuから各SE/30へのインストールを行ないます。

データの引き渡し方法は2通りあり、混在させても問題ありません。(④は共通です。)

①→②→③ (物理メディアを使用する場合)
VAIOからPowerBook G3への「Archive」の引き渡し(①)と、PowerBook G3からVAIOへの「HD20.dsk」の引き渡し(②)はUSBメモリを用いて行ないます。
VAIOからFloppy Emuへの「HD20.dsk」の引き渡し(③)はmicroSDを用いて行ないます。

2-12: USBメモリ 4GB
2-13: microSDカード 4GB

①'→②' (ネットワーク利用の場合)
PowerBook G3のMac OS X 10.4.11環境からVAIOの「Archive」をファイル共有します(①')。
PowerBook G3のMac OS 9.0.4環境でSE/30-Bの「HD20」をファイル共有します(②')。

2-14: PowerBook G3 Mac OS X 10.4.11環境

PowerBook G3にはMac OS 9.0.4からMac OS X 10.4.11までの実行環境があります。
主に作業を行なうMac OS 9.0.4のボリュームを「PowerBook G3」という名前にしています。
「Archive」というボリュームにVAIOの「Archive」データを格納します。

2-15: VAIOの「Archive」をファイル共有によりマウント

VAIOの「Archive」をファイル共有によりマウントします。
マウントしたボリューム名は大文字の「ARCHIVE」と表示されています。
この状態で「ARCHIVE」〜「Archive」間でデータのやりとりが行なえます。

2-16: PowerBook G3 Mac OS 9.0.4環境

「PowerBook G3」(Mac OS 9.0.4)のボリュームから起動した様子です。
「Archive」がマウントされています。
「セレクタ」からSE/30-Bを選んで、Floppy Emuの「HD20」もマウントしています。

2-17: 「HD20」データの作成

Floppy Emuの「HD20」の内容を直接扱うことができます。

2-18: 作業風景

作業風景です。

3. SE/30-A

SE/30-Aのハードウェアについての説明です。

[購入経緯]
3-1: eBayで購入
3-2: 梱包状態

SE/30本体のみを、米国からeBayで購入しました。
 価格: $250.00
 輸送費など: $130.25
 購入日: 2016年11月30日

[本体]
3-3: SE/30-A 向かって左側
3-4: 内部の様子

向かって左側、Apple HD 40SCを座布団にしているのがSE/30-Aです。
下記の拡張カードを装着しています。
 Stratos TwinSpark Adapter
 Daystar Turbo 040 40MHz
 Interware Vimage

[ロジックボード]
3-5: ロジックボードは1990年製

内蔵電池は外して、外置きの電池ボックスに繋がるリード線が出してあります。

3-6: メモリは68MB(16MBx4 + 1MBx4)
3-7: ROM SIMMはSE/30オリジナル

メモリは68MB、ROM SIMMはオリジナルのSE/30用です。

[内蔵HDD]
3-8: Quantum 2100S TM21S023
   REV 04-B S300Z
3-9: アクセスLED(緑色)

購入時にHDDは付いていなかったので、Quantum Fireball TM 2.1GBを装着しました。
それに合わせて、アクセスLEDのコネクターをピッチ2.54mmのものから1.25mmのものに改修しました。

[外付けHDD]
3-10: Apple HD 40SC
3-11: Quantum 2100S TM21S023
   REV 04-C S3016

HDDが空のApple HD 40SCを中古購入して、これにもQuantum Fireball TM 2.1GBを装着しました。

[拡張カード]
3-12: Stratos TwinSpark Adapter
3-13: Daystar Turbo 040 40MHz

アクセラレータは、Daystar Turbo 040 40MHzです。
漢字Talk 7.5.xでの使用も想定して、ROMのバージョンは最終のVer. 4.11に書き換えています。
 [参照ページ]VAIO-Macs/5-7. 3. Daystar Turbo 040 ROM バージョンアップ
Stratos TwinSpark Adapterの側面に水平に挿して使います。

3-14: Interware Vimage
3-15: lenovo 9165-AB2 (一番左)

ビデオカードは、Interware Vimageです。
Stratos TwinSpark Adapterの拡張側(上側)に挿して使います。
モニター出力は、切替器Edesse MAC 2を介して外付けモニターlenovo 9165-AB2に繋がっています。

4. SE/30-B

SE/30-Bのハードウェアについての説明です。

[購入経緯]
4-1: eBayで購入
4-2: 梱包状態

米国からeBayで購入しました。
 価格: \97,169
 輸送費など: \15,020
 購入日: 2017年5月13日
SE/30-Bとして使用しているのは本体のみで、それ以外のAppleCD SC Plus、キーボード、マウスはSE/30-Cで使用しています。

[本体]
4-3: SE/30-B 向かって右側
4-4: 内部の様子

向かって右側、手作りの木製の収納ボックスを座布団にしているのがSE/30-Bです。
HD20を想定した収納ボックスには、以下のものが収められています。
 Floppy Emu (仮想HD20)
 Edesse MAC 2 (キーボード&モニター切替器)
 外置き内蔵電池BOX (SE/30-A、SE/30-B用)
 小物入れ
キーボードとマウスはEdesse MAC 2によりSE/30-A、SE/30-Bで共有(切替)できます。
一番右にある縦型の収納ボックスはキーボードを使わない時に仕舞っておくためのものです。
 Apple ADB Keyboard (M0116)
 Apple ADB Mouse I (白玉)
SE/30-Bには下記の拡張カードが装着されています。
 DiiMO 030 for SE30
 Micron Xceed Color 30HR 及び Grayscale Adapter

[ロジックボード]
4-5: ロジックボードは1989年製

内蔵電池は外して、外置きの電池ボックスに繋がるリード線が出してあります。

4-6: メモリは68MB(16MBx4 + 1MBx4)
4-7: ROM SIMMはIIsi用

メモリは68MB、ROM SIMMはIIsi用に換装してあります。

[内蔵HDD(相当)]
4-8: SCSI2SD V5.0b
4-9: (micro)SDカード使用

内蔵HDDはSCSI2SDに換装してあります。
拡張フレームに取り付けたアダプターから(micro)SDカードの脱着が可能です。

[外付けHDD(相当)]
4-10: Floppy Emu
4-11: (micro)SDカード使用

IIsi ROM SIMMの採用により、Floppy Emuの仮想HD20機能が使えます。
SE/30に用いる全てのインストール用データが一枚の(micro)SDカードに納められています。

[キーボード&モニター切替器]
4-12: Edesse MAC 2
4-13: HD20を想定した収納ボックス

Edesse MAC 2によりSE/30-AとSE/30-Bの間でキーボード(マウス)及び外部モニターの切替を行ないます。

[外置き電池ボックスと小物入れ]
4-14: 外置き電池ボックス
4-15: 小物入れ

内蔵電池の液漏れの心配をしなくて済むように、外置き化してみました。
小物入れは名刺入れで作りました。

[拡張カード]
4-16: DiiMO 030 for SE30
4-17: Micron Xceed Color 30HR
   及び Grayscale Adapter

アクセラレータはDiiMO 030 for SE30、ビデオカードはMicron Xceed Color 30HR 及び Grayscale Adapterです。

5. SE/30-C

SE/30-Cのハードウェアについての説明です。

[購入経緯]
5-1: eBayで購入
5-2: 梱包状態

米国からeBayで購入しました。
 価格: \60,101
 輸送費など: \15,898
 購入日: 2015年5月23日
SE/30-Cとして使用しているのは本体のみで、キーボードとマウスはSE/30-AとSE/30-Bで使用しています。

[本体]
5-3: SE/30-C
5-4: 内部の様子

SE/30-CはAppleCD SC Plusを座布団にしています。
また、MOドライブCMO100FMAを外付け化して使用しています。
キーボードとマウスは、
 Apple Extended Keyboard II (M3501)
 Apple ADB Mouse I (黒玉)
装着されている拡張カードは、
 Asante MacCon3 for IIsi
 PDS ライトアングルアダプター
この状態で、グレイスケール化を計画中です。
 (Micron Xceed Color 30HR 及び Grayscale Adapter)

[ロジックボード]
5-5: ロジックボードは1989年製

SE/30-B同様、CPUがソケット式になっている希少なロジックボードです。

5-6: メモリは32MB(4MBx8)
5-7: ROM SIMMはIIfx用

メモリは、低全高省電力タイプの4MBを8枚挿して32MBにしています。
ROM SIMMはIIfx用に換装してあります。

[アナログボード]
5-8: アナログボード
5-9: Stratos製強化電源ユニット

電源ユニットはStratos製の強化電源ユニットに交換してあります。

[内蔵HDD]
5-10: Quantum 2.13S TM21S109
REV 04-A S300U
5-11: アクセスLED(黄色)

HDDは統一性を持たせて、やはりQuantum Fireball TM 2.1GBに換装しました。
アクセスLEDのコネクターはピッチ2.54mmのものから1.25mmのものに改修してあります。

[外付けCD-ROMドライブ]
5-12: AppleCD SC Plus
5-13: AppleCD 300i Plus

中古購入したAppleCD SC PlusはドライブをAppleCD 300i Plusに換装済みのものです。

[外付けMOドライブ]
5-14: OLYMPUS CMO100FMA
5-15: 外付け用BOXに格納

PowerMac内蔵用のMOドライブOLYMPUS CMO100FMAを中古購入して、DIYで作成した外付け用ボックスに収めました。
スマートメディアとコンパクトフラッシュもリードオンリーですが扱えます。
ボックスの上に置いてあるカードリーダライタはGREEN HOUSEのGH-CRSQ10-U2です。

[拡張カード]
5-16: Asante MacCon3 for IIsi
5-17: PDSライトアングルアダプター

EthernetカードはAsante MacCon3 for IIsiです。
これにPDSライトアングルアダプターを装着して拡張性を維持しました。
ビデオカードの装着を予定しています。

6. インストール用データ

3台のSE/30で使用するデータについてまとめました。
フリーで入手が可能なものはダウンロード先や入手先の情報を記載しておきます。

[OSデータ]
以下のものを準備しました。
・漢字Talk 6.0.7 アップグレードキット
・漢字Talk 7.1 インストールCD
・漢字Talk 7.5.3 インストールCD
・漢字Talk 7.5.5アップデート
・Mac OS 7.6.1 インストールCD
・Mac OS 8.1 インストールCD

6-1: 漢字Talk 6.0.7 アップグレードキット
6-2: 漢字Talk 7.1 CD

6-3: 漢字Talk 7.5.3 CD
6-4: Mac OS 7.6.1 CD

6-5: Mac OS 8.1 CD
6-6: MacPeople
1997年1月1日&1月15日合併号 付録CD-ROM

漢字Talk 7.5.5アップデートはMacPeople 1997年1月1日&1月15日合併号の付録CD-ROMに収録されていました。
このCD-ROMには、漢字Talk 7.5.3アップデートも収録されています。
また、漢字Talk 7.5.5アップデートは以下の場所からもダウンロードできます。
その他の古い日本語システムのアップデータが整理して置いてある貴重なサイトです。
 [参考情報]Japanese Macintosh System - Apple

[System Folderデータ]
システムフォルダに入れる機能拡張やコントロールパネル(CDEV)のデータです。
・After Dark 2.0 ここから
・After Dark Disney
 [参考情報]OLD Treasures Library
  ここは、古い漢字Talkなどに関するデータが整理して置いてある大変貴重なサイトです。
  ken_bettyさん、ありがとうございます。
・ASANTE MacCon
・MicroMac DiiMo 030
・MODE32 ここから
・Quad Contral ここから
・Snow for Macintosh ここから
・Wish I were ここから
・Xceed Color 30HR

6-7: ASANTE MacCon
6-8: Xceed Color 30HR

6-9: MicroMac DiiMo 030
6-10: MicroMac Utilities

[Utilitiesデータ]
日本語版にこだわり、以下のものを準備しました。
・Aladdin DropStuff 5.5J
 これは、YIG JAPAN 2001年3月1日号の付録CD-ROMに収録されていました。
・Aladdin Expander 5.5J
 これは、Mac Fan 2001年1月15日号の付録CD-ROMに収録されていました。
 参考までに、Aladdin DropStuff 6.0J、Aladdin Expander 6.0Jは、
 Mac Fan 2001年3月15日号の付録CD-ROMに収録されています。
 Aladdin製品はこの付近の年代の雑誌のCD-ROMから探せば見つかると思います。

6-11: YIG JAPAN 2001年3月1日号
6-12: YIG JAPAN 2001年3月1日号
   付録CD-ROM

6-13: Mac Fan 2001年1月15日号
   付録CD-ROM
6-14: Mac Fan 2001年3月15日号
   付録CD-ROM

・B'sCrew 1.3.1
 Mac定番のフォーマッターとしてB'sCrewを選定しました。

6-15: B'sCrew 1.3.1

・B'sCrew Ver1.2.x〜1.3.x → Ver1.3.2 アップデータ
 B'sCrew最終バージョンへのアップデータです。
 [参考情報]B'sCrewアップデータ - BHA
・Disk Copy 4.2J
 日本語版がここにありました。
 [参考情報]Disk Copy 4.2J - Mac GUI
・Disk Copy 6.3.3J
 こちらは嬉しいことに今でもアップルサポートからのダウンロードが可能です。
 [参考情報]Disk Copy 6.3.3J - Apple
・Disk Copy 4.2、Disk Copy 6.3.3 英語版
 フォルダのアイコンにはこれらの英語版のものを使用します。
 [参考情報]Disk Copy - Macintosh Repository
・Lido 7.56
 B'sCrewの予備のフォーマッターとしました。
 [参考情報]Lido 7.56 - Knubbelmac.de
・Mac OS 8 for 030 Patch ここから
・ResEdit 2.1.3J
 これも日本語版を見つけました。
 [参考情報]ResEdit 2.1.3J - Mamac
・System Picker ここから

[Applicationsデータ]
以下のものを準備しました。
・CopyROM ここから
・Fetch 3.0.3J2
 これも、前述のYIG JAPAN 2001年3月1日号の付録CD-ROMに収録されていました。
・MacEnvy ここから
・Speedometer ここから

[Entertainmentデータ]
以下のものを準備しました。
・AQUAZONE
・麻雀B-ROOM
 お気に入りのソフトで現在もよく打っています。
 作者の加藤さん、ありがとうございます。
 Windows版に関しては現在でも商品の紹介ページを見ることができます。
 [参考情報]麻雀B-ROOM - Vector
・CrystalCaliburn
・Jam Session ここから
・MacPon
・Royal Flush ここから
・Space Invaders ここから
・Studio Session ここから
・TETRIS

6-16: AQUAZONE
6-17: CrystalCaliburn

6-18: MacPon
6-19: TETRIS

[Startup Diskデータ]
起動用フロッピーディスクを作成するため、以下のものを準備しました。
・kanjitalk7.1disktool ここから
・Apple CD-ROM機能拡張
 本体起動時に外付けのCD-ROMドライブもマウントできるように追加します。
 Performa 630用「漢字Talk7 CD-ROM」に入っているものを使用しました。
  Apple CD-ROM Performa 630 J-1.0
  バージョン: J1-5.0.1

6-20: Performa 630用
   「漢字Talk7 CD-ROM」
6-21: Version J-1.0

・Network Access Disk 7.5 ここから

7. 起動用フロッピーディスク

OSの初期インストール時はもちろん、メンテナンスやトラブル発生時に役立つ起動用フロッピーディスクを揃えておきました。
ディスクイメージ(.dsk)も作成してありますので、いざという時にもすぐにフロッピーディスクが複製できます。

[B'sCrew 起動ディスク (漢字Talk 7.1)]
B'sCrewのユーザーズマニュアルに従って作成しました。
さすがにMac定番のフォーマッターだけあって、この一枚のフロッピーディスクからすべてのSCSI機器のフォーマットやイニシャライズが安定的に行なえます。
 ・Quantum製HDD
 ・Apple純正CD-ROMドライブ
 ・SCSI2SD
 ・OLYMPUS製MOドライブ
7-2:の例では、SE/30-Cに接続されたCD-ROMドライブとMOドライブも認識されています。

7-1: B'sCrew 起動ディスク
7-2: SE/30-C起動例

[漢字Talk 7.1 起動ディスク]
漢字Talk 7.1の「ディスクツール」にCD-ROMの機能拡張を追加したものです。
メンテナンス用として、この一枚のフロッピーディスクから単独起動して、それぞれのSE/30の状況を確認することができます。
7-4:の例では、SE/30-Cに接続しているCD-ROMドライブもマウントしています。

7-3: 漢字Talk 7.1 起動ディスク
7-4: SE/30-C起動例

[Network Access Disk 7.5]
AppleTalkによるネットワークアクセスが可能なSystem 7.5ベースの起動ディスクです。
このフロッピーディスクから起動することで、簡単に他のSE/30やその接続機器とのファイル共有が可能となり、自由度が増します。
文字化けするのが難点ですが、実用的(許容的)な速度での遠隔インストールが可能となります。
7-6:の例では、SE/30-AからSE/30-BのFloppy Emu(仮想HD20)をマウントしています。

7-5: Network Access Disk 7.5
7-6: SE/30-A起動例

[Network Access Disk 7.5 II]
SE/30-B(IIsi ROM SIMM)とSE/30-C(IIfx ROM SIMM)起動用です。
Network Access Disk 7.5に対して「System」の内容が書き換えてあるだけで機能としては変わりありません。
7-8:の例では、SE/30-BからSE/30-CのCD-ROMドライブをマウントしています。

7-7: Network Access Disk 7.5 II
   (IIsi, IIfx ROM SIMM用)
7-8: SE/30-B起動例

8. 修理について

古い機種なので、トラブルや故障はつきものです。
起動しなくなった、爆弾マークが出た、メモリソケットのツメを折ってしまった、フロッピーディスクが読めなくなった、・・・・・
SE/30の修理と言えば、やはり「丸真商店」さんです。

 [参考情報]丸真商店Top

メールで相談をすると、内容に応じて的確なアドバイスをいただけます。
交換部品のみを安く提供いただいて、自分で修理することを奨められる場合もあります。
特殊工具やプロの技量が必要な場合は、それなりの工賃がかかりますが修理をお願いします。
とにかく、経験豊富、対応迅速、徹頭徹尾、厳しい指導、さすがにプロ中のプロです。
特に、厳しいご指導のお陰で、自分でもある程度の検討や修理ができるようになりました。

あと、修理に限らず、環境構築にあたっても「旧Mac OSの情報」や「Macintosh SE/30」などの記事を参考にさせていただきました。
まさに「丸真商店」さんは私にとっての先生です。

9. 謝辞

SE/30やOld Macに関係する貴重なデータや情報を提供いただいた方々にこの場を借りて感謝を申し上げます。
そのようなサイトが次々に閉鎖されていくことを大変寂しく感じています。
古き良きものを後世に伝えていくため、この記事にも情報を引用させていただきますことを合わせてお願い致します。

10. その他

すべて事実に基づいた内容で記事を作成していますが、真実ではないかも知れません。
またプロではありませんので、技術的には間違っている内容もあるかと思います。
SE/30の一人のユーザとしてその魅力や楽しさをお伝えしたいという思いで書きました。
至らない点につきましてはご容赦ください。


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