753Note

1. VAIOとMacの共存環境

1-1. まえがき

このページの構成

  1. 本資料作成の背景
  2. 資料としての全体構成
  3. 断り書き

1. 本資料作成の背景

これまで、所有しているSE/30 3台と、Macノートブック3機種について、その使用実態などを備忘録的にまとめてきました。
 「 Macintosh SE/30をいつまでも楽しむために 」→記事へ
 「 Macノートブック三傑 」→記事へ
残るのは常用機としているWindows機のVAIOだけということになります。
本書では、そのVAIOの裏方的な部分に着目してMacマシンとの共存関係についてまとめたいと思います。
古いMacマシンを末永く楽しんでいくための方策として、一助になれば幸いです。
1-1

これらのマシンの共存環境について、私自身が「コンセプト」としている内容です。
ここでも、これに沿った説明をしていきます。


1-2: 主要構成

これが主要構成の模式図になります。(「SE/30 C」はこの図には載っていません。)
Windows機は「VAIO Fit 14E」の1台のみ。SONY最終ブランドでOSはWindows 8.1です。
Windows 7のままでもよかったくらいなので、このマシンを含めてのアーカイブ化だと考えています。

1-3

一元管理の一番の目的は、単純に言うと「あのデータはどこに行った?」をなくすことです。
すべてのMacで使用するデータを、FD、CD、DVDのデータも含めて、すべてアーカイブ化して、VAIO上の「Archives」という場所に置くことから始めました。
そして次の図に示すように、これらのデータを各Macごとに一つのメディアに収めてデリバリーすることを考えました。

ただし、デリバリーするデータを各Macでより使いやすい形に編集したり、事前に簡単な作動確認を行なっておこうとすると、どうしてもMacでの作業が入りVAIO上だけでは完結できません。
そこで、E-MaculationやVMwareに関するWeb情報を参考に、各Macの環境に対応した仮想環境「Works」を作成して、Macデータの編集や簡単な作動チェックができるようにと考えました。
ただし、基本的にAppleのライセンス契約に違反する行為になるため、あくまで自己責任での実施ということになります。
自身で購入して、契約やサポートが切れてしまったものを、自身の責任で使用する分には許されてもいいように思いますが、Appleがその例外や適用の範囲を具体的に示していない以上、目的や理由に関係なく一切ダメというのが良識ある人の理解だと思います。

1-4

このフェーズでは、各Macに対して基本的に1個の物理メディアで必要なデータのデリバリーが行なえることを目標としました。

1-5

物理メディアだけでなく、ネットワーク経由でもデータの授受を行なえるようにしました。
具体的には、VAIO〜Pismo間はEthernetで、Pismo〜各SE/30間はLocalTalkでのファイル共有を可能にしています。

2. 資料としての全体構成

本資料の構成は以下のようになっています。
 ■ VAIOの紹介
  ・基本スペック
  ・リカバリーと基本設定
  ・インストール内容
    VAIO Base Soft --- 常用機としての基本ソフト
    VAIO Base Tools --- Document作成関連の便利ツール
    VAIO Special Tools --- Emulation関連の便利ツール
 ■「Archives」データベース
 ■「Works」仮想環境

VAIOを工場出荷時の真っ新な状態から現在の状態に再構築していく全手順が載っています。
尚、データの入手方法(ダウンロード)などは「Archives」の中で説明しているので、手順的には前後してしまう部分がある構成となっています。

VAIOの裏方(脇役)としての紹介と、「Archives」や「Works」の地道な構築手順の説明が大部分を占めますので、自身の備忘録とは言え随分と退屈な内容になっていると思います。
そこで、この資料をまとめるにあたって役に立った便利ツールについて、事例を交えながら少し詳しく紹介することにしました。

3. 断り書き

・Appleライセンス契約について
上にも書きましたように、Appleから具体的な例外や範囲の規定が示されていない以上、Windows上の仮想環境でMacOSを走らせることは基本的にすべて契約違反であると認識した方が間違いがないと思います。本書を参考に実施される場合にはあくまで自己責任でお願いします。

・ダウンロード先の情報など
リンクが切れたり内容が更新されているものについては、正しい履歴情報を残すために極力mhtなどを使って修正を加えていますが、フォロー出来ていない箇所があると思います。
当該箇所につきましてはご容赦ください。

・その他全般
記載している以外にもっといいやり方があったり、場合によっては理解が間違っている箇所もあるかと思います。あくまで自身の備忘録としての位置付けをご理解ください。
合わせて、本書の記載内容に関連して何かを実施される場合には、責任を負いかねますのですべて自己責任でお願い致します。


Copyright 2022 WaterFront111 All rights reserved.