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詳説 6.

起動用フロッピーディスクの作成

このページの構成

起動用フロッピーディスクの作成方法について、以下の順序で説明します。
 [dskデータの作成]
  1. B'sCrew 起動ディスク
  2. 漢字Talk 7.1 起動ディスク
  3. Network Access Disk 7.5
  4. Network Access Disk 7.5 II
 [フロッピーディスクの作成]
  5. HFVExplorerによる方法
  6. WinImageによる方法

1. B'sCrew 起動ディスク

「B'sCrew 起動ディスク.dsk」の作成手順です。
作成方法はB'sCrewのユーザーズマニュアルにも記載されています。

1-1

起動ディスクを作成するために、B'sCrewをPowerBook G3に仮インストールする必要があります。
「Utilities」の「B'sCrew」からインストーラとアップデートを開きます。

1-2

「B'sCrew 1.2 Installer」でインストールを行ない、再起動します。
「B'sCrew 1.2.x~1.3.x - >1.3.2」でアップデートを行ないます。
「PowerBook G3」の「B'sCrew 1.2」フォルダ(名前は1.2のまま)を開きます。

1-3

「Archive」から空白ディスク「1440K.dsk」をディスクトップにコピーして、名前を「B'sCrew 起動ディスク.dsk」に変更します。
ダブルクリックで開いて、ボリューム名も「B'sCrew 起動ディスク」に変更します。
このディスクの中に、まずPowerBook G3に仮インストールした「B'sCrew 1.3」を入れます。
次に、同じ場所に「MiniSystemFolder」というフォルダを作成して、そこにインストーラの置かれたフォルダにある「Finder」を入れます。
ここまで作業が終わったら、必要のないウィンドウは閉じ、ゴミ箱も空にします。

1-4

この状態から、作業を続けます。

1-5

「Archive」の「Startup Disk」にある「kanjitalk7.1disktool.zip」をデスクトップにコピーして開きます。
「System」「機能拡張」「フォント」を「MiniSystemFolder」にコピーします。
最後に、「MiniSystemFolder」の「フォント」に「kanjitalk7.1disktool」の「大阪L1」をドラッグして追加します。

以上で、「B'sCrew 起動ディスク.dsk」が作成されました。

1-6

「Archive」の「Startup Disk」の「作成済み」フォルダに入れておきます。

2. 漢字Talk 7.1 起動ディスク

「漢字Talk 7.1 起動ディスク.dsk」の作成手順です。

2-1

「Archive」の「Startup Disk」にある「kanjitalk7.1disktool.zip」をデスクトップにコピーして開きます。
同じ場所にある「Apple CD-ROM.hqx」をデスクトップにコピーして解凍します。

2-2

空白ディスク「1440K.dsk」をコピーして「漢字Talk 7.1 起動ディスク.dsk」を作成します。
「kanjitalk7.1disktool」の「Desktop」を除く10項目を「漢字Talk 7.1 起動ディスク」にコピーします。
「Apple CD-ROM」を「漢字Talk 7.1 起動ディスク」の「機能拡張」にドラッグして追加します。
「漢字Talk 7.1 起動ディスク」内のフォルダアイコンが表示されない場合は、ウィンドウを開き直すと表示されます。
以上で、「漢字Talk 7.1 起動ディスク.dsk」が作成されました。

2-3

「Archive」の「Startup Disk」の「作成済み」フォルダに入れておきます。

3. Network Access Disk 7.5

3-1

「Archive」の「Startup Disk」にある「Network_Access_Disk_7.5.sea.bin」をデスクトップにコピーして、ダブルクリックで開きます。
「Network Access.image」が作成されるので、さらにそれを「Disk Copy」で開きます。
「System Folder」が現われます。
「System Folder」には8項目が含まれています。

3-2

空白ディスク「1440K.dsk」をデスクトップにコピーして、名前を「Network Access Disk 7.5.dsk」とします。
ダブルクリックで開いて、ボリューム名も「Network Access Disk 7.5」とします。
「Network Access Disk 7.5」に「Netwoek Access」の「System Folder」をフォルダごとコピーします。
以上で、「Network Access Disk 7.5.dsk」が作成されました。

3-3

「Archive」の「Startup Disk」の「作成済み」フォルダに入れておきます。

4. Network Access Disk 7.5 II

末尾の「II」は、IIsi及びIIfx ROM SIMM用という意味で付けました。
IIsi ROM SIMMを挿したSE/30-B、あるいはIIfx ROM SIMMを挿したSE/30-Cの起動ディスクとして使用するためには、「Network Access Disk 7.5」の「System」の内容を一部書き換えておく必要があります。

4-1

デスクトップに「Network Access Disk 7.5.dsk」のコピーを作成し、名前を「Network Access Disk 7.5 II.dsk」とします。

4-2

「HD20」の「Utilities」にある「ResEdit2.1.3-jp」を起動します。

4-3

「デスクトップ」→「Network Access Disk 7.5 II.dsk」→「System Folder」→「System」を開きます。

4-4

「gusd」をダブルクリックで開いて、さらにID=1の項目をダブルクリックで開きます。
「000018」に関するリソースの「0009 0003」の部分を「0009 0005」に変更します。

4-5

ウィンドウを閉じる時に、必ず「System」の変更内容を保存します。
以上で、「Network Access Disk 7.5 II.dsk」が作成されました。

4-6

「Archive」の「Startup Disk」の「作成済み」フォルダに入れておきます。

5. HFVExplorerによる方法

HFVExplorerを用いて、dskデータからフロッピーディスクを作成することが出来ます。

5-1

HFVExplorerを起動して「作成済み」フォルダを開きます。
上記で作成した起動ディスクのdskデータが見えます。
この中から例えば「B'sCrew 起動ディスク.dsk」のフロッピーディスクを作成してみます。

5-2

「File」メニューから「Write volume to floppy...」を選びます。
「>>」から書き出したいファイルへのパスを指定して「OK」をクリックします。

5-3

2HDフロッピーディスク(1.4MB)をWindows機に接続したフロッピーディスクドライブに装着して、「はい」。
書き出しが始まります。

5-4

書き出しが終了するとこの画面が出ます。
この段階でフロッピーディスクをイジェクトして取り出し、「OK」をして、F5キーを押すという順番で特に問題ないと思います。

6. WinImageによる方法

WinImageを用いても、dskデータからフロッピーディスクを作成することが出来ます。
WinImageは文字通りWindows機でイメージが扱える重宝なソフトです。
下記場所からダウンロード可能です。
 [参考情報]WinImage - Gilles Vollant.mht

6-1

WinImage Version 9.00を起動したところです。
「OK」とします。

6-2

「File」メニューの「Open...」から対象のイメージファイル、例えば「B'sCrew 起動ディスク.dsk」を開きます。
読み込みがうまくいくと、右上の「Label:」の小窓にファイル名(の一部)が表示されます。

2HDフロッピーディスク(1.4MB)をWindows機に接続したフロッピーディスクドライブに装着します。
「Disk」メニューの「Format and write disk」を実行します。

6-3
6-4

フォーマットが行なわれ、続いて書き込みが行なわれます。


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