4. OLYMPUS CMO100FMAのセットアップ
SE/30-Cの外付けMOドライブにOLYMPUS CMO100FMAを使用することにしました。
4-1: MOドライブ収納ボックス
本来はPowerMac内蔵用のMOドライブなので、外付け用のボックスをDIYで作成しました。
下にはMOなどのメディア類が立てて収納できるようにしました。
[電源ケーブルの作成]
4-2: CMO100FMA 電源ケーブル
強化電源ユニットの採用によりSE/30の内蔵HDDには電源が直接供給されるため、アナログボードのP5コネクタが空きになります。
代わりに、そのP5コネクタから外付けMOドライブ及びメディアドライブに+5V電圧を供給する電源ケーブルを作成しました。
4-3: SE/30 アナログボード〜接続コネクタ間
4-4: 接続コネクタ〜CMO100FMA間
・SE/30 アナログボード〜接続コネクタ間 1m
メスコンタクトx2 - メスコンタクトx2
・接続コネクタ〜CMO100FMA間 15cm
オスコンタクトx2 - メスコンタクトx2 の二股
4-5: メスコンタクトとピン抜き工具 SS-33
4-6: オスコンタクトとピン抜き工具 SS-32
ペリフェラルのコネクタを作成する際にはピン抜き工具が欠かせません。
メスコンタクトにはピン抜き工具SS-33、オスコンタクトにはSS-32が適合します。
4-7: CMO100FMA 接続ケーブル
また、AppleCD SC Plusの出力端子とCMO100FMAのメディアドライブ(上側)及びMOドライブ(下側)の入力端子を繋ぐSCSI接続ケーブルを作成しました。
SCSI接続ケーブルは上の写真のように、パススルー(貫通)型ターミネータApple 590-0695-Aを介して接続します。
4-8: ピンアサイン
SCSIケーブルの作成に当たってピンアサインを確認しておきました。
絵は上から順に、下記コネクタ部の様子です。
AppleCD SC Plusに接続するアンフェノールオス側
メディアドライブのMILボックスヘッダ(ケーブルを抜いた状態)
MOドライブのMILボックスヘッダ(ケーブルを接続した状態)
フラットケーブルの番号を赤いマーキング側から順に1〜50とした場合の対応を示しています。
尚、SCSI IDは各ドライブに設けられたロータリーSWで以下のように設定しておきました。
ID=0: MOドライブ
ID=1: スマートメディア用ドライブ
ID=2: コンパクトフラッシュ用ドライブ
4-9: SCSIケーブル
SCSIケーブルは片側にコネクタメス(MOドライブ用)の付いたフラットケーブルを準備し、中間部に圧着コネクタメス(メディアドライブ用)を追加、他端側にアンフェノールコネクタオスをリード結線して作成しました。
作成したSCSIケーブルのピンアサインを示しておきます。
4-10: アンフェノールコネクタオスの内部
アンフェノールコネクタオスを分解するとこのようになっています。
4-11: アンフェノールコネクタオスのリード結線
奇数番と偶数番のリード線を上下交互に1本1本ハンダ付けしていきました。
4-12: CMO100FMA セッティング完了
スマートメディアやコンパクトフラッシュも読めるので、カードリーダライタを使って他の機器からのデータの持ち込みも可能です。
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