フロッピーディスクの寿命は種類にもよりますが数年と言われています。
なので、FD直送サービスやMumaで購入した商品、あるいはPPC3Rで演奏収録した昔のフロッピーディスクなどは早めにバックアップを取っておきたいものです。
ところが、それらはE-SEQあるいはSMFという特殊な形式でフォーマットされており、コンピュータに直接読み込むことが出来ないので少し厄介です。
フロッピーディスクの複製を行なう方法は、調べた範囲では以下の2つとなります。
1. dkvutilsの【dkvcopy.exe】を用いる方法
ただし、dkvcopy.exeは前に述べたようにDOS環境のみで実行できるプログラムです。
私にはその環境が無いので試していません。
可能な方は上記の情報を参考にして挑戦してみてください。
2. PPC3Rでの再生内容をコンピュータ側で記録する方法
これにはMIDIデータを記録できる編集用のシーケンスソフトが必要になります。
(MidRadio Playerは再生専用のシーケンスソフトです。)
ヤマハ特約店で扱っているSteinberg社製のCubaseがありますが、これは専門家向け仕様です。
私はフリーでオープンソースの
MIDI編集ソフト『世界樹』を使用しました。
MIDIデータとしてコンピュータ上にバックアップを取っておくのであればこのままでも構いません。
MIDIデータをフロッピーディスクに収める手順は「5. 2DDフロッピーディスク「My Favorite」の作成」と同じになります。
以下はその世界樹での説明となりますが、ここでは必要最低限の設定で話を進めています。
世界樹の「ヘルプ」メニューからは「取扱説明書(PDF)」がダウンロードできます。
細かい設定に関してはそれを参考にしてください。
【『世界樹』の設定】
世界樹をインストールします。最新バージョンは2019/03時点で5.6です。
PPC3RとコンピュータをUX16で接続したら、PPC3Rの電源を入れます。
世界樹を起動します。