753Note

4. MacBook Late 2008

4-6. Fusion 実践(2) Mac OS X 10.6 〜 10.4(Server)

このページの内容

  1. まとめの方針
  2. データ用USBの追加
  3. Mac OS X 10.6
  4. Mac OS X 10.5
  5. Mac OS X Server 10.4

1. まとめの方針

このグループは、リテール版のOSインストールディスクが存在するものとなります。
仮想マシンの作成にはそのディスクのisoイメージを使用します。
10.4のClient版に関してはリテール版が存在しないため、MacBook Late 2006専用のインストールディスクから作成したisoイメージを用いますが、仮想マシンの作成には一工夫が必要なので、ページ4-7.で別途説明を行ないます。

2. データ用USBの追加

あと、うっかりしていたことがありました。
exFATでフォーマットされたメディアを認識できるのはMac OS 10.6.5以降という点です。
Mac OS X 10.6の仮想マシン(10.6.3)を作成して、OSの統合アップデートを行なうために「FOR MACBOOK」を仮想マシンに接続しようとして失敗して、問題が発覚しました。
結果的に、FAT32でフォーマットした4GBのUSBを補助的に作成し、OS X 10.6、10.5、10.4、10.4Server用の4つの統合アップデートを入れておくことにしました。
USBのボリューム名は「FOR 10654S」としました。
  MacOSXUpdCombo10.6.8.dmg
  MacOSXUpdCombo10.5.8.dmg
  MacOSXUpdCombo10.4.11Intel.dmg
  MacOSXSrvrCombo10.4.11Univ.dmg

2-1: microSD/USB 128GB exFAT
  ボリューム名「FOR MACBOOK」
2-2: microSD/USB 4GB FAT32
  ボリューム名「FOR 10654S」

実は、この仮想マシンMac OS X 10.6に関しては他の問題も絡んでいました。
通常の手順どおりにVMware Toolsが真っ先にインストールできれば、共有設定を使ってゲスト側からホスト側のデータにアクセスする方法が使えます。
ところが、この仮想マシンに関しては、すべてのアップデートを終了した後でないとVMware Toolsのインストールできないことも分かりました。
もちろん、USBにある統合アップデートを使用せずに、Appleとの交信ですべてのソフトウェア・アップデータを行なうという方法もあります。
しかしながら、ここはやはり「OSのインストールとその統合アップデートまではUSBのアーカイブだけで行なう」というコンセプトにこだわることにしました。

3. Mac OS X 10.6

3-1

やはり「仮想マシンを作成」の画面から始めます。
ただし、今回は予めイメージをマウントしておく必要はありません。
「続ける」をクリックします。

3-2

「別のディスクまたはディスク イメージを使用...」をクリックします。


3-3

「Mac OS X 10.6.3 Install DVD.iso」を選択して、「開く」。

3-4

「Mac OS X Server 10.5 (64 ビット)」と認識されているようですが、気にしないで、
「Mac OS X 10.6.3 Install DVD.iso」を選択して、「続ける」。

3-5

やはり「ゲスト OS」に「Mac OS X Server 10.5 (64 ビット)」と表示されていますが、そのまま「終了」して先へ進みます。

3-6

「名前」も「Mac OS X Server 10.5 (64 ビット)」となっているので、これは「Mac OS X 10.6」に変更して、「保存」します。

3-7

すぐに、起動画面になります。

3-8

「主に日本語を使用する」を選択して進みます。

3-9

「Mac OS X インストール」画面になりますので、「続ける」。

3-10

「Macintosh HD」を選択して、「インストール」。

3-11

インストールが開始されます。

3-12

「ようこそ」画面です。
インストール所要時間は約30分でした。「続ける」。

3-13

Mac OS X 10.6がインストールできました。

VMware Tools インストール

3-14

デスクトップの「Mac OS X Install DVD」は取り出します。
「仮想マシン」メニューから「VMware Tools のアップデート」を選び、

3-15

「VMware Tools のインストール」をダブルクリックして実行します。

3-16

しかし、インストールに失敗します。
先にアップデートを行なってみます。

Mac OS X 10.6.8 統合アップデート

3-17

インストール用USB「FOR 10654S」をホスト側からゲスト側に移します。

3-18

統合アップデートのdmgをマウントしてプログラムを実行します。

3-19

統合アップデートのインストール完了。「再起動」。

残りのアップデート

3-20

アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」を開きます。
アップデートがあるので、インストールと再起動を行ないます。
「続ける」をクリックします。

3-21
3-22

10項目のダウンロードとインストールが行なわれます。

3-23

新しいソフトウェアはありません。
「終了」します。
「FOR 10654S」は取り出し(ゴミ箱に捨て)た後、切断してホスト側に返しておきます。

VMware Tools インストール (再度)

3-24

「仮想マシン」メニューから「VMware Tools のアップデート」を選び、

3-25

「VMware Tools のインストール」をダブルクリックして実行します。

3-26

今度はうまくいきました。「再起動」。

JISキーボード対応

3-27

仮想マシンをシャットダウンした状態で作業を行ないます。
コンテクストメニューから「パッケージの内容を表示」して、

3-28

vmxファイルを「テキストエディット」で開きます。

3-29

下記2行をvmxファイルの末尾にペーストします。
  keyboard.vusb.idVendor=0x05AC
  keyboard.vusb.idProduct=0x020D
vmxファイルを保存して閉じたら、仮想マシンを起動します。

3-30

現在のライブラリの状況です。

4. Mac OS X 10.5

4-1

Mac OS X 10.5も、Mac OS X 10.6と同様isoイメージを使用します。

4-2

「Mac OS X 10.5.6 Install DVD.iso」を選択して、「開く」。

4-3

「Mac OS X 10.5.6 Install DVD.iso」を選択して、「続ける」。

4-4

「Mac OS X Server 10.5 (64 ビット)」を選択して、「続ける」。

4-5

そのまま「終了」して先へ進みます。

4-6

「名前」を「Mac OS X Server 10.5 (64 ビット)」から「Mac OS X 10.5」に変更して、「保存」します。

4-7

すぐに、起動画面になります。

4-8

「主に日本語を使用する」を選択して進みます。

4-9

「続ける」。

4-10

「Macintosh HD」を選択して、「インストール」。

4-11

「インストール」。

4-12

インストールが開始されます。

4-13

「ようこそ」画面です。
インストール所要時間は約25分でした。「続ける」。

4-14

Mac OS X 10.5がインストールできました。

VMware Tools インストール

4-15

デスクトップの「Mac OS X Install DVD」は取り出します。
Finderの環境設定から、ハードディスクの表示もチェックを外して非表示にしてあります。
「仮想マシン」メニューから「VMware Tools のアップデート」を選び、

4-16

「VMware Tools のインストール」をダブルクリックして実行します。

4-17

今回は普通にインストールできました。

Mac OS X 10.5.8 統合アップデート

4-18

インストール用USB「FOR 10654S」をホスト側からゲスト側に移します。

4-19

統合アップデートのdmgをマウントしてプログラムを実行します。

4-20

統合アップデートのインストール完了。「再起動」。

残りのアップデート

4-21

アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」を開きます。
「11項目をインストール」します。

4-22
4-23

ダウンロードとインストールが行なわれます。
インストール終了後に画面がそのままになりますが、しばらくすると再起動します。

4-24

「FOR 10654S」は取り出しておきます。
アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」を開きます。
あと一つだけ残っているので、「1項目をインストール」を実行します。

4-25

新しいソフトウェアはありません。
「終了」します。

JISキーボード対応

4-26

仮想マシンをシャットダウンした状態で作業を行ないます。
コンテクストメニューから「パッケージの内容を表示」して、

4-27

vmxファイルを「テキストエディット」で開きます。

4-28

下記2行をvmxファイルの末尾にペーストします。
  keyboard.vusb.idVendor=0x05AC
  keyboard.vusb.idProduct=0x020D
vmxファイルを保存して閉じたら、仮想マシンを起動します。

4-29

現在のライブラリの状況です。

5. Mac OS X Server 10.4

5-1

やはり、「ファイル」の「新規...」から、「続ける」で始めます。

5-2

「Mac OS X 10.4 Server Install DVD.iso」を選択して、「開く」。

5-3

そのままの名前で選択されるので、「続ける」。

5-4

「Mac OS X Server 10.5 (64 ビット)」を選択して進めていくと、

5-5

「オペレーティング システムが見つかりませんでした。」となります。

5-6

そこで、「Mac OS X Server 10.5」の方を選択してみました。
「続ける」。

5-7

「終了」で先に進みます。

5-8

ここでは、「名前」を「Mac OS X Server 10.5」から「Mac OS X 10.4 Server」に変更して、「保存」。

5-9

すると、エラーにならずに起動画面になります。

5-10

「主に日本語を使用する」を選択して進みます。

5-11

「続ける」。

5-12

「Macintosh HD」を選択して、「インストール」。

5-13

「インストール」。

5-14

インストールが開始されます。

5-15

インストールが終わると再起動がかかって、

5-16

「ようこそ」画面になります。
インストール所要時間は約15分でした。「続ける」。

5-17

「シリアル番号」の入力画面があります。

5-18

「時間帯」の設定画面はこんな感じ。

5-19

「ネットワークタイム」の設定も行なっておきます。

5-20

Mac OS X 10.4 Serverがインストールできました。

VMware Tools インストール

5-21

「Macintosh HD」は非表示にしておきます。
「仮想マシン」メニューから「VMware Tools のアップデート」を選び、

5-22

「VMware Tools のインストール」をダブルクリックします。
しかし、プログラムがうまく起動できません。
先にアップデートをかけてみることにします。

Mac OS X Server 10.4.11 統合アップデート

5-23

インストール用USB「FOR 10654S」をホスト側からゲスト側に移します。

5-24

統合アップデートのdmgをマウントしてプログラムを実行します。

5-25

統合アップデートのインストールが完了すると、再起動します。

残りのアップデート

5-26

アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」を開きます。
アップデートがあれば、インストールを行ないます。

5-27

インストールが終了したら「再起動」します。

5-28

これを繰り返して、アップデートがない状態にします。

VMware Tools インストール (再度)

5-29

もう一度、VMware Toolsのアップデートを試みます。

5-30

やはりだめのようです。
このタイプのパッケージを開くにはMac OS X 10.5以降が必要とあります。

JISキーボード対応

5-31

仮想マシンをシャットダウンした状態で作業を行ないます。
コンテクストメニューから「パッケージの内容を表示」して、

5-32

その中にあるvmxファイルを「テキストエディット」で開きます。

5-33

下記2行をvmxファイルの末尾にペーストします。
  keyboard.vusb.idVendor=0x05AC
  keyboard.vusb.idProduct=0x020D
vmxファイルを保存して閉じたら、仮想マシンを起動します。

5-34

現在のライブラリの状況です。


Copyright 2022 WaterFront111 All rights reserved.