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4. MacBook Late 2008

4-5. Fusion 実践(1) Mac OS X 10.11 〜 10.7

このページの内容

  1. まとめの方針
  2. Mac OS X 10.9 仮想マシン作成
  3. Mac OS X 10.9 基本操作
  4. Mac OS X 10.9 追加設定
  5. Mac OS X 10.8
  6. Mac OS X 10.7
  7. Mac OS X 10.10
  8. Mac OS X 10.11

1. まとめの方針

このグループの対象は、OSのインストーラがアプリの形態で提供されているものとなります。
仮想マシンの作成にはそのインストールアプリのdmgイメージを使用します。
先ず、ホスト側とゲスト側が同じOSとなるOS X 10.9の場合を標準パターンとして説明します。
それ以外のゲストOSに関しては、基本的な流れは10.9の場合と同じなので、特に10.9と異なる点についてまとめました。
あと結論から言うと、10.11に関しては仮想マシンの作成がうまくいきませんでした。

2. Mac OS X 10.9 仮想マシン作成

2-1

VMware Fusionを起動し、その「ファイル」メニューから「新規...」を選びます。
すると、この「仮想マシンを作成」画面が現われます。
デフォルトで「ディスクまたはイメージからインストール」が選ばれた状態になっています。
一旦このままで、先にdmgイメージをマウントしておくことにします。

2-2

FOR MACBOOK/OS/OSX10.9Install.dmgが対象のイメージファイルです。
ダブルクリックして、「OSX10.9Install」をデスクトップにマウントします。
「OS X Mavericks インストール」が目視で確認できます。
そうしたら、前の「仮想マシンを作成」画面に戻って、「続ける」をクリックします。

2-3

「別のディスクまたはディスク イメージを使用...」をクリックします。

2-4

「OSX10.9Install」の「OS X Mavericks インストール」を選択して、「開く」。

2-5

「OS X Mavericks インストール」を選択して、「続ける」。

2-6

これで、仮想マシンの構成だけが作成されたことになります。
「終了」します。

2-7

保存画面が開くので、仮想マシンの名前と保存先を指定します、
「名前」はここでは「Mac OS X 10.9」そのままとし、
保存先には「書類」に作成しておいた「仮想マシン」フォルダを指定して、「保存」します。

2-8

ディスクイメージの作成中。

2-9

仮想マシン「Mac OS X10.9」が起動します。

2-10

あまり見慣れない「ようこそ」画面が現われます。
「主に日本語を使用する」を選択して「→」をクリックします。

2-11

「OS X ユーティリティ」画面になります。
確認のため、「ディスクユーティリティ」を開いてみます。

2-12

「Mac OS 拡張 (ジャーナリング)」でフォーマットされた、容量40GBの「Macintosh HD」が準備されています。
「ディスクユーティリティ」を終了して戻ります。

2-13

「OS X をインストール」を選択して、「続ける」。

2-14

「OS X インストール」画面、「続ける」。

2-15

インストール先に「Macintosh HD」を選択して、「インストール」。

2-16

インストール中。

2-17

インストールが終了して、再起動。
インストール開始からここまで約50分を要しました。

2-18

いつもの「ようこそ」画面です。
以下の基本設定についてはホスト側のMavericksに準ずるため省略します。
尚、今の状態ではJISキーボードが正しく認識されていないので一部文字化けします。
あとで対応を行ないますが、メールアドレスの入力中などに @ が [ に変換されてしまって困る場合があります。
参考のために、主な代用キーをメモっておきました。

  @ → "shift" + "2"
  & → "shift" + "7"
  * → "shift" + "8"
  " → "shift" + ":"
  + → "shift" + "^"
  = → "^"
  _ → "shift" + "-"
  : → "shift" + ";"
  ( → "shift" + "9"
  ) → "shift" + "0"
  [ → "@"
  { → "shift" + "@"

また、英字がすべて大文字で打たれてしまうことがありました。
その時はcapsキーをオンにすると何故か小文字が打てるようになりました。
あと、いずれにしても仮想マシンでは"英数"キーと"かな"キーは効かないようです。
"command" + "ブランク"で切り替えます。

2-19

Mac OS X 10.9がインストールできました。

3. Mac OS X 10.9 基本操作

3-1

仮想マシンはホストマシン上にこのように表示されています。
仮想マシンの操作や設定は基本的に「仮想マシン」メニューから行ないます。

3-2

「仮想マシン」メニューから「シャットダウン」を選んでみます。

3-3

シャットダウン状態はこのようになります。
スタートアップ(起動)はこの矢印をクリックすることでも行なえます。

3-4

「ウィンドウ」メニューから「仮想マシンのライブラリ」を選んでみます。

3-5

完成した仮想マシンは自動的にライブラリに入ります。
ここからも仮想マシンの操作ができます。

3-6

起動中の仮想マシンはライブラリにおいてこのように表示されています。

3-7

もちろん「仮想マシン」フォルダにも入っています。

4. Mac OS X 10.9 追加設定

ここでは、仮想マシンに対して以下の追加設定を行ないます。
 ・VMware Tools インストール
 ・OS X 統合アップデート (最終バージョン)
 ・残りのアップデート
 ・JISキーボード対応

VMware Tools インストール

仮想マシンを作成したら、VMwareの様々な機能を使用するために、まず「VMware Tools」をインストールしておきます。

4-1

「仮想マシン」メニューから「VMware Tools のアップデート」を選びます。

4-2

「インストール」をクリックします。

4-3

「VMware Tools のインストール」をダブルクリックします。
以下、画面の指示に沿って進めます。

4-4
4-5

4-6
4-7

4-8
4-9

「再起動」して、インストールを終了させます。

OS X Mavericks 10.9.5 統合アップデート

4-10

「仮想マシン」の「USB と Bluetooth」から、「FOR MACBOOK (Realtek USB2.0-CRW) に接続」を実行します。

4-11

「FOR MACBOOK」が仮想マシンに移ります。

4-12

「OSXUpdCombo10.9.5.dmg」をダブルクリックで開きます。
あとは、ホストOSの場合と同じ方法でアップデートを行なうことができます。

残りのアップデート

4-13

やはりホストOSの場合と同様に、App Storeを開いて、

4-14

アップデートが無い状態にします。

JISキーボード対応

最後にJISキーボード対応を行ないます。
仮想マシンのファイルを修正するので、仮想マシンはシャットダウンしておきます。

4-15

「仮想マシン」フォルダを開きます。
「Mac OS X 10.9」のコンテクストメニューから「パッケージの内容を表示」を選びます。

4-16

構成の中に、「Mac OS X 10.9.vmx」というvmxファイルがあります。
コンテクストメニューの「このアプリケーションで開く」から「テキストエディット」を選びます。

4-17

「FOR MACBOOK」の「Copy&Paste」ファイルに、JISキーボードを認識させるための変数が書いてあります。
  keyboard.vusb.idVendor=0x05AC
  keyboard.vusb.idProduct=0x020D
この2行をコピーしてvmxファイルの末尾にペーストします。
vmxファイルを保存して閉じたら、仮想マシンを起動します。

4-18

「@」や「&」が正しく打てるようになっています。

その他

4-19

時刻がホストマシンと合っていないことに気付きました。
「日付と時刻」の設定で「時間帯」をアメリカから日本に再設定しました。

5. Mac OS X 10.8

Mac OS X 10.9の場合と基本的な手順は変わりません。
以下の項目に分けて説明していきます。
 ・仮想マシンの作成
 ・VMware Tools インストール
 ・統合アップデート
 ・残りのアップデート
 ・JISキーボード対応

仮想マシンの作成

5-1

インストールに使用するOSのイメージは「OSX10.8Install.dmg」です。
「OSX10.8Install」(OS X Mountain Lion インストール)をマウントしておきます。

5-2

その状態で、「仮想マシンを作成」画面の「続ける」から作成を始めます。

5-3

「OSX10.8Install」の「OS X Mountain Lion インストール」を選択します。

5-4

「OS X Mountain Lion インストール」を選択して、「続ける」。

5-5

仮想マシンの構成が作成されるので、「終了」。

5-6

「名前」は「Mac OS X 10.8」そのままとし、「仮想マシン」フォルダに「保存」します。

5-7

「OS X インストール」画面、「続ける」。

5-8

インストール先に「Macintosh HD」を選択して、「インストール」。

5-9

インストール開始。

5-10

さらに画面が変わって、インストールが進みます。
インストール開始からようこそ画面になるまでの所要時間は約35分でした。

5-11

Mac OS X 10.8がインストールできました。

VMware Tools インストール

5-12

「仮想マシン」メニューから「VMware Tools のアップデート」を選び、

5-13

「VMware Tools のインストール」を実施します。

OS X Mountain Lion 10.8.5 統合アップデート

5-14

インストール用USB「FOR MACBOOK」をホスト側からゲスト側に移します。

5-15

統合アップデートのdmgをマウントしてプログラムを実行します。

残りのアップデート

5-16

App Storeを開いて、残りのアップデートを行ないます。

5-17

アップデートがない状態にします。

JISキーボード対応

5-18

仮想マシンをシャットダウンした状態で作業を行ないます。
コンテクストメニューから「パッケージの内容を表示」して、

5-19

vmxファイルを「テキストエディット」で開きます。

5-20

下記2行をvmxファイルの末尾にペーストします。
  keyboard.vusb.idVendor=0x05AC
  keyboard.vusb.idProduct=0x020D
vmxファイルを保存して閉じたら、仮想マシンを起動します。

その他

5-21

時刻がホストマシンと合っていないことに気付きました。
「日付と時刻」の設定で「時間帯」をアメリカから日本に再設定しました。

5-22

現在のライブラリの状況です。

6. Mac OS X 10.7

やはり、Mac OS X 10.9の場合と基本的な手順は変わりません。
 ・仮想マシンの作成
 ・VMware Tools インストール
 ・統合アップデート
 ・残りのアップデート
 ・JISキーボード対応

仮想マシンの作成

6-1

インストールに使用するOSのイメージは「OSX10.7Install.dmg」です。
「OSX10.7Install」(OS X Lion インストール)をマウントしておきます。

6-2

その状態で、「仮想マシンを作成」画面の「続ける」から作成を始めます。

6-3

「OSX10.7Install」の「OS X Lion インストール」を選択します。

6-4

「OS X Lion インストール」を選択して、「続ける」。

6-5

仮想マシンの構成が作成されるので、「終了」。

6-6

「名前」は「Mac OS X 10.7 (64 ビット)」となっていますが、他のマシンに合わせて単純に「Mac OS X 10.7」とします。
「仮想マシン」フォルダに「保存」します。

6-7

「OS X インストール」画面、「続ける」。

6-8

インストール先に「Macintosh HD」を選択して、「インストール」。

6-9

インストール開始。

6-10

さらに画面が変わって、インストールが進みます。
インストール開始からようこそ画面になるまでの所要時間は約30分でした。

6-11

Mac OS X 10.7がインストールできました。

VMware Tools インストール

6-12

「仮想マシン」メニューから「VMware Tools のアップデート」を選び、

6-13

「VMware Tools のインストール」を実施します。

OS X Lion 10.7.5 統合アップデート

6-14

インストール用USB「FOR MACBOOK」をホスト側からゲスト側に移します。

6-15

そのままではボリュームが表示されなかったので「Finder」の「環境設定」を開いて、「外部ディスク」と「CD、DVD、およびiPod」にチェックを入れました。
統合アップデートのdmgをマウントしてプログラムを実行します。

残りのアップデート

6-16

残りのアップデートはありませんでした。

JISキーボード対応

6-17

仮想マシンをシャットダウンした状態で、作業を行ないます。
コンテクストメニューから「パッケージの内容を表示」して、

6-18

vmxファイルを「テキストエディット」で開きます。

6-19

下記2行をvmxファイルの末尾にペーストします。
  keyboard.vusb.idVendor=0x05AC
  keyboard.vusb.idProduct=0x020D
vmxファイルを保存して閉じたら、仮想マシンを起動します。

6-20

現在のライブラリの状況です。

7. Mac OS X 10.10

Mac OS X 10.10について、同様の手順を試してみました。

仮想マシンの作成

7-1

「OSX10.10Install」(OS X Yosemite インストール)をマウントしておきます。

7-2

仮想マシンの「ファイル」から「新規...」を開き、「続ける」。

7-3

「OSX10.10Install」の「OS X Yosemite インストール」を選択して、「開く」。

7-4

「OS X Yosemite インストール」を選択して、「続ける」。

7-5

「オペレーティング システムの選択」画面になります。
「Mac OS X 10.10」はないので、取りあえず「Mac OS X 10.9」を選択して、「続ける」。

7-6

ここも、取りあえずこの構成でやってみるしかないので、「終了」で次に進みます。

7-7

「名前」は「Mac OS X 10.9 2」になっているので、「Mac OS X 10.10」に変更します。
「仮想マシン」フォルダに「保存」します。

7-8

ディスクイメージが読み込まれています。

7-9

VMraweが起動しました。

7-10

少し壊れかけた「ようこそ」画面で不安ですが・・・、→で前進。

7-11

「OS X ユーティリティ」画面が表示されました。
「OS X をインストール」を選択して、「続ける」。

7-12

「続ける」。

7-13

インストール先に「Macintosh HD」を選択して、「インストール」。

7-14

インストールの準備中。

7-15

インストール中。

7-16

「ようこそ」画面になりました。
インストール開始からの所要時間は約45分でした。

7-17

Mac OS X 10.10がインストールできました。

VMware Tools インストール

7-18

「仮想マシン」メニューから「VMware Tools のアップデート」を選び、

7-19

「VMware Tools のインストール」を実施します。

OS Yosemite 10.10.5 統合アップデート

7-20

インストール用USB「FOR MACBOOK」をホスト側からゲスト側に移します。

7-21

統合アップデートのdmgをマウントしてプログラムを実行します。

残りのアップデート

7-22

App Storeを開いて、残りのアップデートを行ないます。

7-23

アップデートがない状態にします。

JISキーボード対応

7-24

仮想マシンをシャットダウンした状態で、作業を行ないます。
コンテクストメニューから「パッケージの内容を表示」して、

7-25

vmxファイルを「テキストエディット」で開きます。

7-26

下記2行をvmxファイルの末尾にペーストします。
  keyboard.vusb.idVendor=0x05AC
  keyboard.vusb.idProduct=0x020D
vmxファイルを保存して閉じたら、仮想マシンを起動します。

その他

7-27

時刻がホストマシンと合っていないことに気付きました。
「日付と時刻」の設定で「時間帯」をアメリカから日本に再設定しました。

7-28

現在のライブラリの状況です。

8. Mac OS X 10.11

Mac OS X 10.11についても、同様の手順を試してみました。

仮想マシンの作成

8-1

「OSX10.11Install」(OS X El Capitan インストール)をマウントしておきます。

8-2

仮想マシンの「ファイル」から「新規...」を開き、「続ける」。

8-3

「OSX10.11Install」の「OS X El Capitan インストール」を選択して、「開く」。

8-4

「OS X El Capitan インストール」を選択して、「続ける」。

8-5

「オペレーティング システムの選択」画面になります。
「Mac OS X 10.11」はないので、取りあえず「Mac OS X 10.9」を選択して、「続ける」。

8-6

ここも、取りあえずこの構成でやってみるしかないので、「終了」で次に進みます。

8-7

「名前」は「Mac OS X 10.9 2」となっているので、「Mac OS X 10.11」に変更します。
「仮想マシン」フォルダに「保存」します。

8-8

ディスクイメージの作成ができないようです。
深入りせずに、ここは諦めることにします。


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