753Note

4. MacBook Late 2008

4-3. 基本インストール

このページの内容

  1. Mavericksのインストール
  2. Mavericksの追加設定
  3. Yosemiteのインストールと追加設定
  4. El Capitanのインストールと追加設定

1. Mavericksのインストール

ここからは、作成したアーカイブデータのみを使って最適環境を再構築していきます。
本体の電源を落とし、何も接続せず、環境的に無線LANだけが使える状態で作業を始めます。
USBポートにMavericks USBインストーラを挿し、optionキーを押しながら起動します。

1-1

Startup Managerの画面が現われます。
「Install OS X Mavericks」を選択して、↑で起動します。

1-2

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「OS X ユーティリティ」の画面が現われます。
「ディスクユーティリティ」を選択して「続ける」。

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左カラムから内蔵ハードディスクを選択し、「パーティション」を選びます。
約500GBのSSDに、2:1:1の割合で3つのパーティションを作成します。
「名前」を、それぞれ「Mavericks」、「Yosemite」、「El Capitan」とし、
「フォーマット」が「Mac OS 拡張 (ジャーナリング)」になっていることを確認して、
「適用」を実行します。

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「パーティション」を実行します。
これで、旧パーティションのデータはすべて消去され、新たに同名のパーティションが作成されます。

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パーティションが切り直されました。
「ディスクユーティリティ」を終了します。

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「OS X ユーティリティ」の画面に戻るので、「OS X をインストール」を選択します。

1-8

「続ける」。

1-9

「同意する」。

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「Mavericks」を選んで、「インストール」を実行します。

1-11

「残り約5分」と表示されていますが、

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「残り約1秒」となってからも、かなり時間がかかります。

1-13

再起動がかかり、

1-14

インストール画面になります。

1-15

約30分でインストールが終了し、

1-16

再起動して、

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「ようこそ」画面となります。
「続ける」。

1-18

「ことえり」を選んで、「続ける」。

1-19

日付と時刻の設定が正しく行なわれるように、ここはWi-Fiとの接続を行なっておきます。

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「今は情報を転送しない」を選んで「続ける」。

1-21

「サインインしない」を選んで「続ける」。

1-22

「スキップ」。

1-23

「同意する」。

1-24

「同意する」。

1-25

アカウントを作成して、「続ける」。

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「登録しない」。 (登録済み)

1-27

「スキップ」。

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USBインストーラは不要なので、「"Install OS X Mavericks"を取り出す」かゴミ箱に入れてマウントを解除し、取り外します。

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「Finder」の「環境設定」を開き、「デスクトップに表示する項目:」の「ハードディスク」にチェックを追加します。
Yosemite、El Capitanのディスクアイコンはゴミ箱に入れることで消せます。
再表示したい場合には、ディスクユーティリティから再マウントします。
ここでは、このままで進めます。

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Mavericksのインストールが終了しました。

2. Mavericksの追加設定

USBポートに「FOR MACBOOK」を挿します。
ここでは、システムに関するアップデートやユーティリティの設定を行ないます。

OS X Mavericks 10.9.5 統合アップデート

まず、最終バージョン(10.9.5)の統合アップデートをかけます。

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FOR MACBOOK/Update/OSXUpdCombo10.9.5.dmgをダブルクリックしてマウントします。
開いたOSXUpdCombo10.9.5.pkgをダブルクリックして実行します。

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2-4
2-5

2-6

アップルメニューの「この Mac について」を開きます。
最終バージョン10.9.5となっています。

MacBook EFI ファームウェア・アップデート 1.4
MacBook SMC ファームウェア・アップデート 1.2

Intel 搭載の Mac コンピュータの EFI および SMC ファームウェアアップデートについて - Apple サポート(HT201518)によると、MacBook Late 2008に対する最終バージョンは以下のように記載されています。
  EFI ブート ROM のバージョン:MB51.007D.B03 (EFI 1.4)
  SMC バージョン:1.32f8 (SMC 1.2)
以前、El Capitanのインストールを行なった際に何故かうまくいかず、いろいろと調べた結果、このマシンのシステム情報が以下のようになっていることが原因だと判明しました。
  ブート ROM のバージョン:MB51.0073.B02
  SMC バージョン (システム):1.32f6
システムを入れ替えたりする際には、アップデートの手順によってはこれらのバージョンが最終のものにならない可能性があるので、これらのアップデータを使って確実にアップデートする必要が ありそうです。
特に8GB(4GB x2)のメモリに対しては、この条件が満足されないとメモリがうまく認識されない場合があるようです。
私の場合、YosemiteとEl Capitanのインストールの際に、いずれもインストール画面まで行かず、その前のアップル画面でフリーズしてしまいました。

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FOR MACBOOK/Update/MacBookEFIUpdate.dmgをダブルクリックしてマウントします。
開いたMacBookEFIUpdate.pkgをダブルクリックして実行します。

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今回は必要ないようです。
「閉じる」。

2-9

FOR MACBOOK/Update/MacBookSMCUpdate.dmgをダブルクリックしてマウントします。
開いたMacBookSMCUpdate.pkgをダブルクリックして実行します。

2-10

こちらも今回は必要ないようです。
「閉じる」。

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アップルメニューの「この Mac について」から「詳しい情報...」を開きます。

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「システムレポート...」を開きます。

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「ハードウェア」を調べてみます。
  ブート ROM のバージョン:MB51.007D.B03
  SMC バージョン (システム):1.32f8
今回は、これらのファームウェアは正しく引き継がれていたようです。

Macs Fan Control

Macs Fan Controlのインストールと設定を行ないます。

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FOR MACBOOK/Utilities/macsfancontrol.zipをダブルクリックします。

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同じフォルダにアプリが解凍されますので、

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「アプリケーション」フォルダに移しておき、ダブルクリックで起動します。

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「環境設定...」を開きます。

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このように設定しています。
このアプリは文字通り、本来は本体ファンの作動をコントロールするものですが、フリー版で各部の温度に異常がないかをモニターする目的で使っています。
日本語の説明もあって使いやすいです。

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メニューバーにアイコンが小さく表示されています。

MenuMeters

MenuMetersのインストールと設定を行ないます。

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FOR MACBOOK/Utilities/MenuMeters.dmgをダブルクリックしてマウントします。
開いたMenuMeters.Installerをダブルクリックして実行します。

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「Install」。

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「OK」。
System Preferences(システム環境設定)を開くようにと書いてあります。

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MenuMetersが一番下に追加されていますのでクリックします。

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設定パネルが開きます。
「CPU」では「Display CPU Menu Meter」にチェックを入れます。

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これで、メニューバーにCPUの使用率がパーセンテージで表示されます。
また、ここからアクティビティモニタを開いてプロセスの詳細を見たりすることができます。

Trim Enabler

Trim Enablerのインストールと設定を行ないます。
Mac OS XのTRIM機能は、SSD特有の書き込み性能の低下を改善するための機能ですが、Apple純正のSSDにしか対応していません。
そのためにサードパーティ製のSSDに対してはTrim EnablerによりTRIM機能を有効にする必要があります。

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FOR MACBOOK/Utilities/TrimEnabler.dmgをダブルクリックします。

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表示される→に従って、「Trim Enabler」を「アプリケーション」フォルダに移動します。

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「Trim Enabler」をダブルクリックで起動します。

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Yosemite以降にも対応した新しいバージョンのものは有料になっているようです。
ここは、「No thanks」。

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TRIMの設定を、OffからOnに変更します。
変更を有効にするため、再起動します。

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アップルメニューの「この Mac について」から「詳しい情報...」を開きます。
ハードディスクに関する「SATA/SATA Express」を調べてみると、「TRIM サポート: はい」になっています。

残りのアップデート

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DockのApp Storeアイコンに更新ありのマークが表示されています。
ダブルクリックでApp Storeを開いてみます。

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iTunes 12.6.2など、最終統合アップデート以降のものと思われるアップデートが表示されます。
「すべてアップデート」します。

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「再起動」を選択して、インストールを開始します。

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再起動後の確認画面です。
もうアップデートはなくなりました。

3. Yosemiteのインストールと追加設定

USBインストーラを用いたYosemiteのインストール手順は、Mavericksの場合とほぼ同じです。
本体の電源をオフにした状態から、USBポートにYosemite USBインストーラを挿し、optionキーを押しながら起動します。

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Startup Managerの画面が現われます。
Yosemite USBインストーラに対しては、何故かこの画面におけるボリューム名が「Install OS X Yosemite」ではなく、単に「OS X Install」となっています。
「OS X Install」を選択して、↑で起動します。

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MavericksとEl Capitanでは最初に「OS X ユーティリティ」画面が現われますが、Yosemiteではこのような画面になります。
ここでは必要ありませんが、ディスクユーティリティなどを使う場合には、メニューバーの「ユーティリティ」からオプションとして選択していくようです。
ここは、「続ける」で構いません。

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インストール先のボリュームとして「Yosemite」を選択して、「続ける」。

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インストール中。

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インストールに要する時間は、約40分でした。
再起動して「ようこそ」画面になるので基本設定を行ないます。
基本設定の説明は省きますが、Mavericksの場合と同様、日付と時刻の設定がおかしくならないように、Wi-Fiに接続することと位置情報の設定をオンにすることに気を付けました。

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Yosemiteがインストールされました。

OS X Yosemite 10.10.5 統合アップデート

最終バージョン(10.10.5)の統合アップデートをかけます。


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FOR MACBOOK/Update/OSXUpdCombo10.10.5.dmgをダブルクリックしてマウントします。
開いたOSXUpdCombo10.10.5.pkgをダブルクリックして実行します。

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3-12

アップルメニューの「この Mac について」を開きます。
最終バージョン10.10.5となっています。

TRIM

「システムレポート...」を見てみます。

3-13

「TRIM サポート」が 「いいえ」になっています。
Mavericksで用いたTrim Enablerはバージョンが3.2.6のもので、Yosemite以降には動作が不安定になり使えないようです。
逆に、Yosemiteの10.10.4からはApple純正のコマンド「trimforce」が使えるようになっています。

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TRIMを有効化するコマンドもCopy&Pasteファイルに置いておきました。
ターミナルを開いて、コマンドをコピペして実行します。
  sudo trimforce enable

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passwordを入力し、質問に対し2度「y」を返すと、

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コマンドが実行され、終了すると再起動がかかります。

3-17

「TRIM サポート」が 「はい」に変わっています。

残りのアップデート

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DockのApp Storeアイコンに更新ありのマークが表示されています。

3-19

App Storeからインストールを行ない、「アップデートはありません」の状態にします。

4. El Capitanのインストールと追加設定

USBインストーラを用いてEl Capitanのインストールを行ないます。
本体の電源をオフにした状態から、USBポートにEl Capitan USBインストーラを挿し、optionキーを押しながら起動します。

4-1

Startup Managerの画面が現われます。
「Install OS X El Capitan」を選択して、↑で起動します。

4-2

以前、メモリが認識されなかった時は、この状態でバーが止まってしまいました。
今回はファームウェアが正しいバージョンになっているので大丈夫です。

4-3

Mavericksの場合と同じ「OS X ユーティリティ」画面です。
インストール先のボリュームは準備されていますので、「OS X をインストール」を選びます。

4-4

「OS X インストール」画面です。
「続ける」。

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インストール先のボリュームとして「El Capitan」を選択して、「続ける」。

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「残り約10分」とありますが、かなり時間が掛かります。

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「残り約1秒」?となっても、30分以上掛かります。

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やっと「残り約0秒」となって、再起動します。

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さらに、このような画面でインストールが続きます。
「残り約20分」とありますが、倍くらいの時間がかかりました。

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再度、再起動して、ようこそ画面になります。

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日付と時間の設定がおかしくならないように、やはり位置情報サービスは有効にしておきます。

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El Capitanがインストールされました。

OS X El Capitan 10.11.6 統合アップデート

最終バージョン(10.11.6)の統合アップデートをかけます。


4-13

FOR MACBOOK/Update/OSXUpdCombo10.11.6.dmgをダブルクリックしてマウントします。
開いたOSXUpdCombo10.11.6.pkgをダブルクリックして実行します。

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4-18

アップルメニューの「この Mac について」を開きます。
最終バージョン10.11.6となっています。

TRIM

「システムレポート...」を見てみます。

4-19

「TRIM サポート」が 「いいえ」になっています。
Yosemiteの場合と同様、Apple純正のコマンド「trimforce」を使用してTRIMを有効にします。

4-20

ターミナルを開き、Copy&Pasteファイルにある下記コマンドをコピペして実行します。
  sudo trimforce enable

4-21

passwordを入力し、質問に対し2度「y」を返すと、

4-22

コマンドが実行され、終了すると再起動がかかります。

4-23

「TRIM サポート」が 「はい」に変わっています。

残りのアップデート

4-24

DockのApp Storeアイコンに更新ありのマークが表示されています。

4-25

App Storeからインストールを行ない、「アップデートはありません」の状態にします。


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